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十二国記はなぜ評価が高いのか?長年のファンがその魅力を熱く語ります

2019 11/20
十二国記はなぜ評価が高いのか?長年のファンがその魅力を熱く語ります

「十二国記」という小説のシリーズをご存じでしょうか?小野不由美氏の描く異世界もののファンタジー小説です。

このシリーズの待望の新刊が2019年10月12日に発売とのことで、書店やファンは現在、騒然としており、ちょっとした祭り状態です。

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なぜ、新刊の発売がそこまで騒がれているのか、というと、なんと18年ぶりの新刊だからです!!!

18年もやきもきしながら待っていたファンがこぞって買いに行くのは目に見えていますが、何しろ18年も未完のまま留め置かれたシリーズです。

読書好きであっても、「十二国記?何それ?」という方も多いのではないかと思います。

そこで、18年もじっくり待っていた十二国記ファンとして、十二国記の魅力について熱く語ります!!

目次

十二国記の魅力1:壮大な世界観

十二国記とはその名の通り、12の国からなる異世界についての小説シリーズです。

十二国記の世界では12の国に12人の王がおり、その王を選定する12人の麒麟がいます。

麒麟は普段人の形を取っていますが人ではなく、最高位の霊獣。王は麒麟に選定され、契約をした時点で人ではなくなり神仙となり、長く国を治めていくことができる。

王は天意に背かぬよう、正しく国を導かねばならず、王が惑い、民をないがしろにするようになると国が乱れ、王がいいなければそれだけで国は荒れ果て滅びる。

十二国記の世界観はざっとこんな感じです。この、我々の世界とは違う異世界においても、人は争い、迷い、懸命に生きている。

中華風のテイストを持ちながら全く別の世界のディティールが細かく設定され、破綻なく整っているため、読者は十二国記の世界にどっぷりと埋没することができるのです。

十二国記の魅力2:強いメッセージ性

十二国記物語は、当初はティーンズ文庫として刊行されていましたが、物語の重厚性、強いメッセージ性から、読者層が大人へと拡大し、一般向けの文庫本として刊行されたという経緯があります。

十二国記のテーマとして『生きるとはどういうことなのか。人は、人としてどう生きるのか。自分を生きるとは、自分の居場所を見つけるとはどういうことか。正しいは、正義とは、忠義とは何なのか』といった、非常に重厚なメッセージ性が根底にあります。

冒険や妖魔や麒麟といったファンタジックな世界観は十二国記の大きな魅力ではありますが、ここまで人気が広がり、ファンを引き付けてやまないのは、ファンタジーに装飾されて入るものの非常に骨太な人間ドラマにあるといえます。

十二国記の魅力3:多彩で情感たっぷりのキャラクター

十二国記の世界では、人以外にもいろいろな生き物が登場します。麒麟や、麒麟が使役する妖魔も言葉を話しますし、半獣という人の形も獣の形も取れるいきものも重要な役回りで出てきます。

主要キャラクターがそれぞれキャラがたっており、特に人気のキャラクターはいるものの、人によって好きなキャラクターが幅広く分かれている作品です。

それぞれに愛すべき存在で、きっと1人は強く感情移入したくなるキャラクターが見つかると思います。

十二国記の魅力4:イメージを補完する素晴らしい山田章博氏のイラスト

十二国記には様々な架空の妖魔や獣が出てきます。文章で説明されるのに従って、読者はそれぞれにイメージしますが、架空の生き物のイメージはつきにくいことがあります。

現在刊行中の新庁舎文庫の十二国記は文庫本でありながら、挿絵入りです。

イラストは、当初からずっと山田章博氏。

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表紙のイラストと、文中に差しはさまれるイラストの数々によって、登場人物や架空生き物のイメージが補完されて、より生き生きと動き出し、読者は物語に没頭できます。

十二国記の魅力5:長編でも中だるみしないスピード感あふれる展開

十二国記は基本、長いです。episode1「月の影 影の海」十二国記のスタートになる物語ですが、たっぷり文庫本2冊分あります。

十二国記は短編集を除いては、本編の小説はどれもサラッと読み流せるような小説ではありません。

しかし、読みだせば一瞬です。ページをめくる手を止められない、スピード感あふれる展開で、ぐいぐいと終盤まで物語は進みます。

十二国記は長いのに中だるみしないので、読んでいて途中で飽きることはないです。

十二国記の魅力6:簡潔で小気味よい文章リズム

文章のリズムというのは人によって好みがあり、好き嫌いは分かれるものです。

十二国記の文章は、決して緩くふわふわしたものではない、硬派なところがあるのですが、簡潔で小気味よいため私はとても読みやすくて好きです。

物語の性質上、いろいろ特殊設定があるため、ところところ説明がされていくのですが、無駄を省いて無駄に長くなることもなく、全体的に引き締まっています。

十二国記は魅力にあふれたファンタジー小説、未読の方には是非おすすめしたい!

十二国記の魅力はたくさんあって、なかなか説明しきれません。だからぜひ、未読の方は手に取ってみてほしいのです。

もともとティーンズ小説、ライトノベルなんでしょ、そういう軽い小説は読みたくないんだよね、という方。

ファンタジーとかってふわふわしてるから苦手なんだよね、という方。

ぜひ、偏見を捨ててこの十二国記を、ぜひ一度!

十二国記は、ファンタジー小説というよりは架空の歴史小説といっていいと思います。そのくらい、物語は時に重く、壮絶で、躍動感があります。

2019年10月には、ファンが待ち焦がれた(半ばあきらめていた)新作がなんと奇跡的に18年ぶりに書き下ろされるのです。

ぜひこの機会に、十二国記の世界にはまってみてください。

それでは。

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