雑文

【3000文字チャレンジ】チヨコレイトとチョコレートと私…と長男

※この記事は、3000文字チャレンジという企画参加用のものです。ほかの通常の記事とは全く異なり、以下、特にためにならないだらだらとした文章が延々と続きます。ご承知おきください。

 

私とチョコレートの出会いはグミチョコレートパイン、は大槻ケンヂの小説か。そっちじゃなくて、グリコチョコレートパイナップル。
あの、じゃんけんしながら階段を登ったり降りたりするあれ、チョコレートというより、チヨコレイト。

わりかし物事がわかった風に行きていた幼き日の私は割と早くにチヨコレイトと唱えながら階段を登ったり降りたりしていたけれど、その時、それ以降もしばらく、私はチヨコレイトの存在も味も、よく知らなかった。
なんで、って、母親に存在を遠ざけられていたからな…。

うちの母親というのがなんとも言えない人で、当時としてはもしかしたら意識高い系だったのではとも思うけど、子供に甘いおやつなんて必要ないと信じている節があったように思う。
そもそも食事について、食を楽しむ、というよりも栄養摂取第一と考えているため、素材の味を生かしたシンプル小鉢がどさどさ並ぶ、みたいな食卓で私は育っています。

そんな未知の存在、チヨコレイトの味や形状を確認したのは小学校に上がる間際…お友達のお誕生日会とかいう異文化交流会にて、母親の意向の外側で見事にチョコレートデビュー

チヨコレートがチョコレートに進化した瞬間です。マーブルチョコレートでしたね。おきまりの定番ですよね。

チョコレートデビューした私がチョコレートに耽溺し、ひたすらチョコレートを貪り食いたがる…ということにはならなかったあたりに、母親の戦略(無意識だとは思いますけど)を感じます。母親の戦略勝ち。

というのもね、味覚っておそらく幼少期の刷り込みなんですよ、おそらくですけど。
味覚刷り込み期に刷り込まれた味が好物になる気がする。

何にでも鰹節とか海苔とかゴマをかけられて育った私は、今も欠かさず冷蔵庫に常備しております。

 

チョコレートの魅力に溺れはしなかった私ですが別に嫌いになったわけではなく、美味しいのがあったらまあ食べるかな、ケーキはたまにはチョコレート味にしてみようかな、アイスも時々だからチョコレート味にしてみようかな、みたいな感じで、チョコレートとはいい関係を築いてきております。

大事なことは、美味しいのがあったら、ということ。

チョコレート中毒ではない私は、質にこだわるのです。

なんでもいいから食べたい、訳ではないから余計に、美味しいのが食べたい。そんなチョコレート贅沢に育って今に至ります。

 

さて、チョコレートが必需品ではないため、あえてチョコレートを買ってまで常備するなんてことはないのですが、まあ世の中にはバレンタインなんて行事もありますし、たまにいいチョコレートをもらったりする機会があるわけです。

ちなみに余談ですが、私は割と、バレンタインには張り切っていいチョコレートを家庭用に仕入れに行きます。

ともかく、たまに頂くことがあります。いいチョコレート。ゴディバとか。美味しいよね、ゴディバ。

 

ところで家族の話です。

我が夫は割とチョコレートが好きみたいです。が、結構お子ちゃま味覚というか、やっすいチョコレートが好きなんですって。やっすいやつ!チロルとか。ブラックサンダーとか。

いや、もちろんいいんですよ構わないんですよチロルだってブラックサンダーだって美味しいですよ。コスパ抜群ですよ。

でも、チロルはゴディバより美味しいよね、最高、ゴディバうまいか?高いだけじゃん
とか言われると、そんなことはねーよ、と流石に言いたくなります。

なので、そんなことを言う口にはゴディバは勿体無いので、あげません。

 

次に長男の話。

長男は実は長い間チョコレートに憧れていました。
というのも私が(私も?)チョコレートは小さい子には不要である、との信念のもとに、4歳くらいまでは食べさせなかったからです。

ところで子供たちが通う保育園、お誕生日にはおやつにケーキが出るのです。一年に一度の特別なケーキ。
このケーキ、近所で買うのですが、味のリクエストができるのです。

私と違ってチョコレートの存在は知っていた長男は、五歳の誕生日、満を持してチョコレートケーキをオーダー。
みんなの前で運ばれてくる、5歳の特別なチョコレートケーキ!憧れのチョコレートケーキ!

さぞや美味しいチョコレートケーキを、一口食べて…

思ってたんと違う…

となったらしい。

いわゆる、結構いい感じのケーキ屋らしくって、ふんだんにカカオパウダーとかまぶしてあったのですよね、チョコレートも大人が好むちょっとビターな濃厚な味わい。

憧れの一口目!カカオパウダーがお口にボワッ!苦っ!

でも何かの勘違いかも、続けて二口目!カカオパウダーボワッからのチョコレートクリームはほろ苦!ほろ苦っていうか苦いよなにこれ!

一年に一度の特別なケーキを、憧れのチョコレートケーキを、みんなの前で半分以上残すハメになった5歳児はチョコレートにトラウマを抱えました。

チョコレートには注意が必要…

その後、食べられるチョコレートにも無事に出会った長男は、チョコレートを前にした時、食べられるチョコレートかどうか、その度に真剣に吟味しています。

 

さらに次男…はまだ2歳のため、割愛。まだ食べません。

 

さてゴディバの話です。

たまーにやってくるゴディバ、夫も長男もこんな感じですから、ゴディバは私が頂くのが一番だとは思いませんか。私は思いますよ。我が家のゴディバは私のものです。

私は少しずつ、味わってゴディバをいただきます。

ゴディバは箱のまま、食器棚の上の方にそっと保管しておりました。いっぺんに食べたりはしません。疲れた時などに1つずつ。

そんな感じで恭しく、頂いたゴディバは大切に扱っております

ゴディバは今日も、食器棚の上の方で、のんびり安住している、はず。

はずだったんですよ。

我が家のゴディバはさ、私のもの。
チョコレートの質の違いがわからない夫のものでもないし、ましてやまだ6歳なんかにその良さがわかってたまるもんですか。

我が家のゴディバは私のものなのです。

我が家に迎え入れたゴディバさんには、食器棚の一等地にお住まいいただき、来たるべき日までごゆるりとお過ごし頂いていたんだよ、それをさー!

 

 

~以下、上機嫌な時の長男特有の長い長い語り~

オレさー、食べれるチョコレートと食べれないチョコレートとあるじゃん

だいたいさ、知らないチョコレートはダメかなーって、思ってたの。苦かったりさ。

でもさー見た目で判断するのはさ、ダメだってお母さんいつも言ってるじゃん。

だからさ、試してみたわけ。そしたらさー!すごい美味しいの!オレさー、食べれるチョコレートあんまりないなーって、思ってたんだけど、探したら結構あるんだなって、わかっちゃったんだよね!やっぱさ、諦めたらダメだよね!

英語?みたいなさー、書いてあって、なんかよく読めなかったんだけどさ、金色のキラキラ〜ってさ、見えてさ、綺麗な感じしたからさ、頑張って取ってね、開けてみたのね。

したらさー、なんか、黒くてにがそーなのもあったけどそうでもないのもあってさ、試しにね、食べてみたの、したらさー、すごく美味しかったよお母さん!

でもさー、苦くなさそーな色のやつもうなくなっちゃってさ、オレさ、すごく美味しかったから、また買ってもらいたいんだけど、英語でさ、名前がわかんないんだよね!
でもさ、オレさ、ローソンで似たようなマーク?みたことある気がすんだよね!

ローソンにさ!あると思うんだよね!すっげーおいしいチョコレートがさ!ローソンに!

~語りここまで~

 

……あぁ、最近ローソンでなにやら探してたなって…それ?

そして私は全てを悟ったのです。

 

なんだよそれ!だいたい届かないでしょうがあんな上の方。なに?椅子とか持ち出したわけ?そうよね?そうよ、君はいつだってそう!君はそういう子よね?!

なに、金色のキラキラ〜がみえたからって、なんなの君、トレジャーハンターかなんかなの?

金色のキラキラみえたら椅子持ち出して登るの?とりあえず?登らざるを得ないわけ?

お母さんはさー、たしかに秘密にはしてましたよ。してましたけど!

せめてさー、言って欲しかったわけ。ね?

お母さんあれはなに?とかさ。

お母さん、あれ見たい、とかさ。

せめてさ、お母さん、これ食べていい?くらいはさ!言ってほしいんだよね!!

たしかにさー、お母さん隠してたけどさぁぁ

あーもう!無駄に自己解決心が強い子はこうなのよ!なんだってね!なんだって自分でできるもんね!君はね!

君はそういう子よねー!

 

無残に襲われたゴディバさんの箱は、きっちり元どおりにされて元の場所に戻されておりました。

なんか、カカオ度が馬鹿高そうなのだけちんまり残っていました。

…生き残ってよかったね、ゴディバさん。
仲間はみんな襲われたみたいだよ…

可哀想にね、苦味が美味しいとかね、わからない侵略者だったんだよ。

ごめんねゴディバさん、あなたの真の良さがわかるのは、この家では私だけなんだよ。

あとでちゃんと味わっていただきますからね、待っててゴディバさん…

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