雑文

【3000文字チャレンジ】読書好きがおくる6番勝負

私の本棚に、さらには実家の物置にぎっちりと詰め込まれている蔵書たち…実はそこには人知れぬ戦いがひそかに繰り広げられている…わけではないのですが、私の頭の中では様々な比較が勝手に繰り広げられています。

今回はそんな、独断と偏見で、読書好きが送る10番勝負、ならぬ6番勝負をお送りします。

ええ、いろいろと勝手に引き合いに出して勝手に勝負と名付け・・・独断と偏見で勝者を決めます。

作者をはじめ関係者の皆様…すみません。いい迷惑かと思いますが、読者の戯れと思って見逃してくださいませ。

どちらかというと、読んだことのない人に丁寧に本の紹介をしている、というより、読んだことがある人に「あぁ~なんかわかるかも」と笑ってもらえるような内容になっています。

ではいきます。

1番勝負 樋口有介 青春ミステリーvs中年ハードボイルド

どれだけ好きなんだ樋口有介。ええ、すごく好きなんです。あんまりメジャーでもないと思うので、推せるときに推せるだけ推しときます。

樋口有介の作風は大きく分けてふたつ。もちろん例外はありますが、代表的なのは、「ぼくと、ぼくらの夏」などのような青春ミステリーと、「彼女はたぶん魔法を使う」に始まる柚木草平シリーズの中年ハードボイルドです。

樋口有介は青春ミステリーと中年ハードボイルドはどちらがおすすめか?

勝者:青春ミステリー

理由:私の好み

・・・身も蓋もありませんね…もう、好きだから、というほかない。

軽妙なセリフ回しと、痛くて切ない空気感が、青春ミステリーに絡まる感じが好きで仕方がない。

ミステリー感薄い?あー、もうそれについては否定のしようがない。そもそも樋口有介は本格ミステリーっていうより、ミステリー感ありの読み物、として読むほうがいいのです。

あ、もちろん、中年ハードボイルドのほうも読みますよ。樋口有介は全部読む。

中年ハードボイルドのほうも同じく、独特なリズムのセリフ回しと、やるせない感じの空気感で、基本は同じなんですけどね。

2番勝負 恩田陸 初期作品vs最近の作品

恩田陸は1992年の「六番目の小夜子」でデビュー。現在に至るまでほぼ休みなく小説を発表し続けており、かなり多作です。

作風は様々。ミステリーからSF、青春小説と幅広く、ファンも多いです。

恩田陸は初期作品と最近の作品、どちらがおすすめか?

勝者:初期作品

理由:ある種の初々しい感じがすごくいい

・・・私の好みです!(だから身も蓋もないって…)

恩田陸は作風も様々、しかも多作であるので、作品によって印象が結構異なります。が、やはり初期作品はある種の初々しさというか、硬質な感じがしたように思います。

それが中盤からこなれてくるというか…やけに難解というか、凝ってるというか、そんな感じになったようなイメージがあるのです。で、そのあたりで、私はちょっと恩田陸から距離を置いてしまったのですね。技巧的すぎる感じがその時の気分じゃなかったのです。

だから実は、本当に最近の作品というのを読んでいないので…この勝負は公平ではない感じがします。

「チョコレートコスモス」とか、「蜂蜜と遠雷」とか、かなり話題になった作品もありますので、そろそろまた読まねばならんな、と思ってます。

3番勝負 冲方丁 SF小説vs歴史小説

冲方丁はSF作家だなぁ、と思っていたら、ある時を境に立て続けに歴史小説を発表しだして非常に驚きました。だってそれまでかなりディープなSF書いていたんですよ。それが突然歴史小説。しかも日本。

振れ幅ものすごいです。

冲方丁はSF小説と歴史小説はどちらが面白いか?

勝者:歴史小説

理由:SF、実はついていけなかった…

これは、私の理解力不足というか、向き不向きの問題だったような気もするんですが。

冲方丁のSF小説、それなりに頑張って挑んだんですが、ついていけなかったんです、すみません。

理解しきれなかったというか、理解しきれないのがつらすぎて読み切れなかったというか。挫折しました。

そんな冲方氏がいきなり歴史小説を出したもので非常にびっくりしたうえ、警戒もしましたが、映画化もされて注目度が高かったのでダメもとで手に取りました。

それが「天地明察」です。日本の暦を作った、ある碁打ちの話。歴史風味の完全フィクション、ではなく、実在の人物を扱ったものです。

すっごいびっくりしました。読みやすいんだもの。本当に私は同じ作家の小説で無残にも挫折したのかと疑わしくなりました。

それほど、別物な感じです。

その後発表された水戸光圀公を扱った「光圀伝」もとても面白かったし、この方の書く歴史小説は今後も追いかける予定。

私と同じように、冲方丁のSF小説に挫折した方、歴史小説は全く別物だと思って、ぜひとも手に取ってみて下さい。

4番勝負 万城目学vs森見登美彦

万城目学と森見登美彦って、全然違うのになんか印象かぶりません?私だけ?

お二人とも京大出身で京都を舞台とした小説を書いているから?デビューの頃が近い感じがするから?

万城目学と森見登美彦はぶっちゃけどっちが面白いのか?

勝者:引き分け

理由:クセが強すぎて比べにくい

そもそもこれ勝負になってないやろ、って話なんですけどね。

イメージとして、比較的フラットな文体で不可思議な世界を書いているのが万城目学で、かなりクセのある文体で、実は比較的日常に近い世界を書いているのが森見登美彦、な感じです。

イメージです。イメージ。万城目学のほうが人ならざるオニとかしゅららぼんとか出てきちゃいますけど、森見登美彦のほうは…まぁ、出てくるか。偽電気ブランとか…出てくるけど、4畳半で妄想してたりとかそんな感じです。

どっちが好きかっていうとどっちも好きです。

5番勝負 ファンタジーの大作 十二国記vs守り人シリーズ

有名どころの日本字作家の書いたファンタジーの大作として小野不由美の「十二国記」と、上橋菜穂子の「守り人シリーズ」があります。ともに新潮文庫から出ています。

両方とても有名ですし、すごく面白いのですがあえて勝負。

十二国記と守り人シリーズ、おすすめはどっち?

勝者:守り人シリーズ

理由:本編完結!!!

だってみんな思っているでしょう…?十二国記はいつ完結するのか?っというか、そもそも完結するのか?

どこをもって完結するのかすらよくわからないですよね。十二国記のうち、まだほぼ登場すらしてない国もありますし、これどうするの?

そろそろ待望の新刊が…とか数年前から言われてますけど、ほんとに続きは出るのかしら…と思って公式HPを久々に見たら、ほんとに出るんだね?!そっちのほうがびっくりだわ…

もし十二国記が完結した暁にはこの勝負はどうなるか分からないです。でもそれっていつになるやら…

そのころには上橋先生はもう相当いろんなのを出されているような気がします。

いやー、でも正直、十二国記は本当に続きが読みたいから、お願いします!お願いします小野先生!

6番勝負 ラノベ出身 有川浩vs桜庭一樹

ラノベ出身で、いまや文芸賞をとって第一線で活躍中っていう方も中にはいます。

有名どころでこの二人はどうでしょう。

「図書館戦争」の有川浩と、「私の男」の桜庭一樹。

ラノベ出身の有川浩と桜庭一樹、おすすめはどちら?

勝者:桜庭一樹

理由:文章が好み…?

私はラノベはほとんど読まないのですが、桜庭一樹の作品はラノベでも結構楽しく読んでます。

「GOSICK -ゴシック-シリーズ」好きです。

ラノベが嫌い、というより、軽すぎる文体が苦手だからだと思うのですが、その点なぜか桜庭一樹の文章はラノベに分類される作品でも不思議と大丈夫です。

何の説明にもなっていませんが、相性がいいから、ということなんだろうと思います。

有川浩だと、私の基準というか好みですとちょっと、軽すぎる作品が多いというか…面白く読めたものもあるんですけどね、「空の中」とか。

とにかく読みやすい本が好きだよーという方には有川浩はいいと思います。読みやすいです。

読書好きがおくる6番勝負 まとめ

とりあえず、ネタに困ったからまた本の紹介に走った感満載ですが、手近なところでいくつか比べてみました。

優劣をつける、というより、私の好みがただただ露見したという結果です。そもそも読書は娯楽、趣味なのですから、合う合わないがあって致し方ないと思っています。

私が好きなものが、ほかの方の好みに合わないなんて日常茶飯事だと重々承知で、独断と偏見で比べてしまいました!すみません!

以下、本編に出てきた作品をずらーっとリンクを貼りますので、よろしければ読んでみてください!それでは!

この記事に出てきた作品 一覧

樋口有介

恩田陸

冲方丁

万城目学

森見登美彦

小野不由美

上橋菜穂子

有川浩

桜庭一樹

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