うちの次男は食物アレルギー持ちです。あまりに乳児湿疹がひどかったため、生後半年ごろにした血液検査で判明しました乳と卵と魚全般です。
ついでに食物ではありませんが犬アレルギーも持っています。
乳と卵は、小さい子どもの食物アレルギーとしてはメジャーだと思います。犬もまあ、聞いたことありますよね。
でも魚って?魚全般って?
乳製品と卵は良く食べてたからとか、言われたらそうかもと思う。
犬は、産後里帰りしてた実家にいたからかなと思う。
でも、魚だけはまったく心当たりないのです。
次男のアレルギーが判明するまで
乳と卵のアレルギーが判明する
次男は乳児湿疹が本当にひどくてぼろぼろのぐちゃぐちゃで、生後半年ごろの血液検査で牛乳と卵のアレルギーが判明しました。
なぜ牛乳と卵の判明がこんなに早いかというと、子どもの食物アレルギーで多いのは乳、たまご、小麦、大豆で、アレルギー検査といえばこれらは必ず検査されるからです。
とりあえず自分を責めましたよね…

牛乳と卵…思い当たることが多すぎる…
私は乳製品も卵も大好きで、かなり食べていたからです。
離乳食から、乳・卵は完全除去になりました。
母乳からも移行しているらしかったため、私の食事からも。乳・卵を除去しました。
自分を責めていたせいもあって、私の食事についてもかなりストイックに除去しました。

食事制限はつらかったです…
シラスを食べると目の周りが赤くなる
乳製品、卵がダメですと、動物性タンパク質は魚と肉しかありません。離乳食の基本に従えば、まずは白身魚やシラスからとなります。
離乳食はゆっくり目に始めて、シラスを食べたのは9ヶ月ごろです。
一応食べましたが、そのうち目の周りがなんか赤くなるような気がしていました。しかしまだアレルギーかもとは思っていませんでした。
次に離乳食では定番のカレイ、タラを少しずつ食べていきました。
鮭で蕁麻疹
生後10ヶ月の時、鮭を始めて口に入れた直後、口の周り、首を中心に広範囲にわたる蕁麻疹をだして即中止。ほんの少し、飲み込みもせずすぐに吐き出したにもかかわらず、です。
すごくびっくりしました。
その後、間を置いてタラをあげたところ、食べられていたはずのタラでもじんましん。
さらにカレイでもじんましんをだしたので、もう魚は諦めました。
その後、改めて魚を中心に調べてもらったところ、サケ、タラ、マグロ全て陽性。サケに至ってはクラス4で乳、卵をはるかに上回る値でした。
主治医より、危険だから魚は当面全て禁止と言われました。
カツオ節は食べられる
まだ魚アレルギーが判明する前、出汁としてカツオ節は早めに取り入れていました。
出汁は特に問題なく、オカカご飯も大丈夫でした。
魚全般がダメになった後も、カツオ節だけは変わらず大丈夫なのが不思議です。
ちなみにいりこ出汁はダメなんですよ…
その後の次男
とりあえず1歳過ぎまでは私の母乳のほうも含めて、乳・卵は二人とも完全除去。
魚は本人だけが完全除去で、私は時々食べていました。
1歳6か月ごろから乳の負荷検査を始める
約半年ごとに血液検査をしています。主治医からは、赤ちゃんの食物アレルギーは成長とともに数値は下がる傾向にあるので悲観しないで、と言われておりました。実際、1歳過ぎの血液検査では乳の値はクラス0まで下がりました。
1歳ごろはまだ湿疹が残っていたので様子見とし、1歳半過ぎから、乳の負荷検査を始めました。現在継続中です。
卵、魚はまだ完全除去
全体的にアレルギーの値は下がってはきたものの、乳より価の高い卵(クラス2)と魚(クラス3)はまだ除去を続けています。
結局、小さい子どもの食物アレルギーの原因はなんなのか?
今のところ、子どものアレルギー予防のために、母親が妊娠中・授乳中に食事制限することは推奨されていません。
また、乳児期早期からのスキンケアによって食物アレルギーの発症予防効果は証明されていません。
それでも赤ちゃんが生まれて、まだ離乳食も始めていないのに子どもに食物アレルギーが判明したら、母親は「自分のせいかも」と思いがちです。
それはそうです。だってまだ何も食べていないのに食物アレルギーだなんて、妊娠中か母乳のせいしかないだろう、と考えたくなります。
最近では、食物アレルギーの原因は経皮感作じゃないかという説が主流です。
そう言われたら今度は母親は、保湿が足りなかったから、と考えてしまいます。
私もそうでした。
乳とたまごのアレルギーが判明した時、私が食べ過ぎたからだと当然のように思いました。
犬アレルギーが判明したとき、犬がいる実家に帰ったからだ、保湿が足りなくて経皮感作したからだ、と思いました。
でも魚アレルギー、それも乳やたまごや犬とは比べものにならない強烈なアレルギーが判明したとき…
は?なんで?と思いました。
うちは魚屋でもありませんし熱帯魚が趣味とかでもありません。
私は魚も食べますが、むしろ肉の方が好きです。
私にも夫にも長男にも、魚アレルギーなんてありません。
遺伝したから、妊娠中に食べ過ぎたからだ、授乳中に食べ過ぎたから、保湿が足りなくて経皮感作したから…
どれもありえない、と思いました。
そう思うと同時に、子どもアレルギーが母親のせいかもしれないと考えても意味がないなと、思いました。
私が何かしていたら、していなかったら、次男の魚アレルギーが防げたとはどうしても思えないのです。
小さい子どもの食物アレルギー、なんらかの原因はあるのでしょう。
でも、結局はよく分からない、原因を確定することはできない、ということです。
アレルギーの原因は特定できない、だから悩まないでいい
私は医者でもないし医療関係者でもないです。
ただの2児の母です。
なので、食物アレルギーの子どもを持つ母親としての、ただの感想です
妊娠中、授乳中の母親の食事内容が、子どもアレルギーの原因なのか、というと、そうかもしれないし、そうではないかも知れない。
つまりよくは分からない。
病院できいても、原因は不明です、と言われるだけ。
子どもの食物アレルギーの現状ってこんな感じです。
原因が分からないからつい、自分のせいかもって思ってしまう。だって、母親だから。自分のお腹から生まれたから。自分の母乳を飲んで育ったから。
でも、食事内容が影響しているとは思えない状況でも、強めのアレルギーを持ってしまう子どもは確かにいるのです。
それこそ本当に原因不明に。
原因不明を、お母さんが全部背負うことはないです。ただでさえアレルギーっ子の育児は、アレルギーのない子に比べて手もかかるし気も使います。
その上罪悪感まで背負うなんて、つらすぎます。
幸い子どもの食物アレルギーは成長とともに改善することが多いです。
まずは、誤食などに気をつけながら、元気に大きくなれるよう、それだけ考えていればいいかなと思っています。
それでは!
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