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竜鏡の占人 リオランの鏡(乾石智子)あらすじと感想

2019 12/01
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竜鏡の占人 リオランの鏡 あらすじ

オアシスの国リアランの3人の王子、ジャフル、ネオク、アラバス。

それぞれ、軽薄、金に汚い、傲慢。

王の妾妃であり絶世の美女カトラッカにそそのかされて、この世を統べる竜鏡を探す冒険の旅に出るも、カトラッカとその愛人エスクリダオの策謀により命を狙われる。

金に目が絡んだネオクの単独行動により取り残されたジャフルとアラバスもまた、目の前に現れた美女を追いかけて、うかうかと捕まってしまう。

不甲斐ない3人の王子がそんなことをしている間も、国ではカトラッカとエスクリダオの権力はいや増していた。

王子たちは、邪悪なカトラッカとエスクリダオから国を守ることができるのか。

乾石智子氏のハイファンタジー小説。

竜鏡の占人 リオランの鏡 感想

私が乾石智子氏を初めて知ったのは、書店で平積みになっていた「夜の写本師」

地味めの表紙ながら、その見慣れないタイトルもあって不思議と引きつけられて購入、すぐに読みました。

で、思ったのです。これがデビュー作?なんてすごい新人が、しかもハイファンタジーの分野で!

「竜鏡の占人 りおらんの鏡」はそんな乾石智子氏の作品です。

私は乾石智子といえば、「夜の写本師」をはじめとするオーリエラント魔導師シリーズの印象が強く、そのため本書を読みはじめてすぐに、「あ、ちょっと軽い」と思ってしまいました。

正直な感想を書いてしまうと、前半は割とたらたらと、やや退屈気味に進みます。

王子は3人ともダメダメだし、オアシス地方の物語とのことですが背景もさほど深みもなさそう。

うーむイマイチかな、と思いながら読み進めていったところ、中盤から一気に物語が転がり出してそのままラストへ、といった展開でちょっとびっくりしました。

なので序盤がイマイチかなぁと思っても、できれば頑張って読み進めて欲しいです。

物語の主題としては、乾さん智子氏の他の作品を読んでいる場合には、「あ、またこれなんだ」というデジャブ感は否めません。

でも、もしかしたら作者の創作活動を通してのテーマなのかも知れず、だとしたら繰り返し出てくるのは致し方ありません。

序盤の主人公である3人の王子のダメさ加減が、容赦なく描かれているのは新鮮です。主人公なのに、しかもハイファンタジーなのにこんな主人公たちで大丈夫?みたいな。

文体、内容ともにオーリエラント魔導師シリーズに比べると軽いですが、言い換えれば読みやすいということで、乾石智子氏を初めて読む方にはいいのかなと思います。

で、乾石智子氏の書く小説世界に慣れたら是非、オーリエラントシリーズにも手を出してみてください。

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