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夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦) あらすじと感想

夜は短し歩けよ乙女 あらすじ

後輩の「黒髪の乙女」に想いを寄せる主人公「先輩」は、彼女のかなを引くため、ナカメ作戦(なるべく、かのじょの、めにとまる、作戦)を敢行するも、素直で天然の彼女相手に空回りばかり。
頻発する偶然の出会いにも、彼女は明るく「奇遇ですねぇ!」というばかり。

京都の街を、キャンパスを巡り歩けば、次々と出会う奇妙珍妙な人々。
諦めない先輩、我が道をひた歩く黒髪の乙女。
先輩の想いは届くのか…?

独特すぎる文章と世界観に沈み込んで楽しもう!

森見登美彦氏の第3作目。そして代表作だと思います。

もう、ポップ&キュート、これにつきます。

素直でど天然な乙女があまりに可愛く愛らしく、そして力強い。

真っ直ぐに迷いなく興味の赴くままに、ぽてぽてと歩き続ける彼女の活躍をずっとみていたい、そんな気持ちになります。

作中の名言(迷言)も忘れてはなりません。散りばめられた(ぶちまけられた?)名言の数々からお気に入りをぜひ見つけて頂きたいです。

私のお気に入りを一つ。

「諸君、異論はあるか。あればことごとく却下だ!」

(本文より)

とんでもないですね!

こんな言葉が他にもあり余るほどです。探し出してぜひともニヤニヤと読みふけってください。

森見登美彦氏といえば、回りくどすぎる言い回しに無駄に難しい漢字を使って、全く高尚でないことを書きつづるという、独特すぎる文体が特徴です。

ストーリーも荒唐無稽で、訳がわからん、と言って仕舞えばそれまで。

この世界観にどっぷり使って楽しめるか否かで評価が分かれてしまいます。

それゆえ読者を選びます。ダメな人はとことんダメだと思いますが、ハマる人はどはまりします。

本作はそんな森見登美彦作品の中ではかなり読みやすい方なので、森見登美彦氏入門にはぴったりです。

100パーセントエンタメです。役に立つ、為になるような本ではありません。

小説は楽しむ為にあるのです!

ではまた!

こちら、アニメ映画化もされてるんです!

先輩の声は何と星野源さんですよ!