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yama「春を告げる」の歌詞の意味を考察|PVや気になるタイトル意味も含めて

ネット上にて突如人気を博した、yama「春を告げる」の歌詞について、独断で解釈していきます。

PVは一枚絵の上に歌詞が映し出されていくだけの、ごくシンプルなもの。

キャッチ―なメロディにのせて歌われる歌詞はひどく頭に残りますが、ざっと聞き流しても意味はすぐにはよく分かりません。

いくつかの歌詞考察を読みましたが、ちょっとピンとこないかなー、というのもあって、私の個人的な考察をしてみることにしました。

歌詞の本当の意味は、作詞作曲のくじらさんにしかわかりません。

この記事は、管理人なつめの、独断と偏見と飛躍に満ちた個人的な歌詞考察です。

なお、著作権の問題から、歌詞の全文掲載は控えます。歌詞サイトでご覧ください。

【参考】yama「春を告げる」の歌詞を確認

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yama「春を告げる」の歌詞の意味、考察・解釈のポイント

「春を告げる」ではいくつか印象的な、象徴的な言葉が出てきます。それらを中心に、個人的な考察を解説します。

「夢」の意味について

印象的な、中毒性のあるメロディのサビでスタートする「春を告げる」

深夜東京の6畳半 夢を見てた

出典元:yama「春を告げる」

曲の冒頭にまず出てくる夢という言葉

夢と一言に言っても

  • 寝ている時に見る夢
  • 将来の夢
  • 憧れや幻想という意味の夢

ざっと考えても3つくらいに分かれます

この曲の冒頭に出てきて、全体を通しても繰り返されるサビにある夢はどの意味の夢なのか、ですが…

そのあとに続く歌詞などを考えると、憧れや幻想、夢想といった意味の夢に思えます

6畳半の状況は?

この曲のPVは、一枚の絵に歌詞が表れていくという非常にシンプルなもので、PVから歌詞の意味を読み解くことは難しいです

絵の内容は、気怠げな若者(性別はちょっとわかりにくい)が寝転んでこちらを見つめている、というもので、ざっくりとしたイメージだけは伝わってきます

時刻は深夜。これは歌詞にあるのでそのままですね

明かりのともらない蛍光灯

明日には消えてる電脳城に

出典元:yama「春を告げる」

電脳城」とはそもそもは、中国でPC関係の量販店などを指す言葉のようで、要するに、パソコン、ネット関係

蛍光灯は消えていて、暗い部屋の中でパソコンかタブレットかスマホか、とにかくネットにつながっている端末の画面のみが光っているような部屋が想像できます。

開幕戦てなんだ?いなくならないって?

開幕戦打ち上げて いなくなんないよね

出典元:yama「春を告げる」

「開幕戦」といえば一般的には、プロ野球などスポーツのジーズンはじめの試合のことですが、「春を告げる」の開幕戦がスポーツなはずはない。

今、灯りがついているのはネットに繋がる端末だけ

なので、開幕戦はネット上で始まったはずです

打ち上げたのですから、自分が始めたということでしょうか?

YouTubeや、ツイキャスや、インスタライブなど、今はやろうと思えば誰でも配信ができるので、何かを自分で始める、打ち上げることは可能といえます。

つまり、なんらかの配信を開幕戦と呼んだように思えます

続く、「いなくなんないよね」ですが・・・

いなくならないでくれるよね?いなくならないで欲しい、というように私は聞こえます

こことはどこなのか

ここ、という言葉が、歌詞の中には2パターン出てきます

ここには誰もいない

出典元:yama「春を告げる」

ここに救いはないよ

出典元:yama「春を告げる」

この2つの「ここ」は、同じ場所を示すのかが気になります。

まず、「ここには誰もいない」の方の「ここ」は、現実的な自分の周りのことと思います

深夜の6畳半の部屋は1人きりでしょうし、この曲の主人公からは、リアルな世界での孤独が感じられます。

「ここに救いはないよ」の「ここ」も、現実世界の方だと考えるのが妥当に思えますが、こちらはややわかりにくいところです。

リアルな人間関係も少しはあるのか?

難しい話はやめよう

とりあえず上がって酒でも飲んでさ

いつも誰にでもいうことを繰り返している

出典元:yama「春を告げる」

「とりあえず上がって酒でも飲んで」という部分。素直に読めば、誰かを自分の部屋、6畳間に招いている描写です。

ここ(現実の世界、現実の6畳半)には救いはないけど、難しいことは考えないで、とりあえず飲もうか、と社交辞令で、言って誰かを招いている…と考えると、現実世界で完全な孤立をしているわけではなさそうです。

でも、「いつも誰にでも」言うような社交辞令を繰り返しているということで、空虚な人間関係だと感じます。

続く「早く行っておいで」の意味は非常にわかりにくいです。

誰に向けての言葉なのか、どこに行けというのか。

現実世界には救いはない、上滑りするような浅い人間関係があるだけだから、ネットに行け、と自分に言い聞かせているということなのか…なんとも言えない感じ

マイノリティなタイムトラベラーなのはリアルかネットか

誰もがマイノリティなタイムトラベラー

ほら真夜中はすぐそこさ

出典元:yama「春を告げる」

誰もが過去とのつながりが見えない、完全に演出されていて本当はどういう人間なのか分からない、という状況はいかにもネットっぽいですが、次の、「ほら真夜中はすぐそこさ」というフレーズでひっくり返されます

「春を告げる」の主人公はリアルよりネットに救いを見出しているので、真夜中はネットの時間、癒しの時間です

昼間は本心の見えない人間関係に疲れるけれど、ほらもうすぐ真夜中だよ、大丈夫だよ、ということ。

そもそもこの曲にでてくる「東京の6畳半」は、家族と住んでいる部屋の雰囲気は全くしないので、上京してきた大学生とか、実家を離れて働いている社会人のイメージです。

生まれ育った土地から切り離されているので、幼少期の面影は誰も知らない、1人きりの孤独感の中で生きている感じ。

今日、何が終わるのか?

明日世界は終わるんだって

昨日は寝れなくて

出典元:yama「春を告げる」

ココで歌われている時間軸は、「明日世界が終わると思って眠れなかった昨日、を越えての今日」です。

終末旅行を楽しもう

出典元:yama「春を告げる」

今日で全てが終わる、今日が最後だから楽しもう、と読み取れます。

では何が終わるのか?

小さな記憶の箱は 夜の海に浮かんでいる

出典元:yama「春を告げる」

「小さな記憶の箱」は、やはりパソコンかスマホなどのネットに繋がる端末でしょう。暗い部屋に、液晶だけが光っている様子は、「夜の海に浮かんでいる」という描写に繋がります

僕らを描いたあの絵の中に吸い込まれるように

出典元:yama「春を告げる」

「僕らを描いたあの絵」は良くわかりませんが、主人公はなんらかの配信をしていたと考えると、そのアーカイブなどは残っているかも?

ネット上のサービスが急に終了するというのは良くあることですし、ネット上で活動していた人が急にいなくなるのもありふれているので、その辺りかなぁと想像しています。

本日ネット上のサービスのプラットフォームが終了するとか、主人公が今日で配信はやめると決めたとか・・・ちょっとはっきりしませんが。

夢を見てた、とタイトル「春を告げる」の意味は?

この曲のタイトル、「春を告げる」ってなんでなんだろうって思いませんか?

歌詞の中で、春に繋がりそうな言葉は全く出てこないです。でも、タイトルは「春を告げる」

では、今までは冬だったのか?

夢はについては、解釈の一番最初でも考えましたが、最後にもう一度見返してみると、気になるのは「夢を見てた」と過去形なこと

「夢を見てた」ということはつまり、夢からさめて「あれは夢だったな」と認識したことになります。

あれは、現実ではなくて夢なんだな、と主人公は分かっているのです。

主人公には、昼間の生活とは別に、深夜のネットの世界があった。

現実では周りに誰もいなくて孤独だけれど、ネット上には繋がれる人がいて、何かを配信したりして、孤独も紛れる。

だけどそれも今日であっさりと終わってしまって。

やっぱりネットの世界は幻想だったんだな。バーチャルリアリティはやはり、バーチャルでしかない。

ネットの世界だけでは生きていけない。リアルな世界もちゃんと歩んで行かなければいけない。季節は巡る。舞い散る桜の花びら。ひとつの旅立ち。

だから「春を告げる」なのかなぁと、やや強引な解釈かなとは思いますが、卒業、入学の季節を目前にして思いました。

yama「春を告げる」の歌詞の意味を考察 まとめ

この歌はなぜ「春を告げる」なんだろう、というのが、最初からすごく引っかかっていました。

PVでは初めから桜の花びらが描かれていて、確かに季節は春なのです。ですが、歌詞を読む限りでは季節感が全くない。

分かるのは、6畳半に1人暮らししている生活感と、夜の部屋の闇の中で、液晶だけが光っている情景。

バーチャルの世界は確かにあって、それは生活の一部であることも否定はできないけれど、それでもやはり、リアルと全く同じにはならない。

ネットでひとつの世界が唐突に終わり、リアルな世界では、季節が確実にひとつ巡る。

春はやはり、旅立ち、門出、今も新たなスタートの季節であり続けていると思います。

「電脳城」「開幕戦」など独特な単語が使われたり、解釈しにくい点は多かったのですが、私の個人的な解釈を解説してみました。

それでは~。

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なつめ
2人の男児を育てながら、都内某所でフルタイム勤務中のワーママ。
子供達と日常を楽しく過ごしながら、おもちゃ、子どもイベント、小説などの情報を発信中
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